自分がやりたいことがなかなか見つからない、というのが本当にこの数年の悩みでしたが、、
人間国宝 野村四郎さんにお会いして
野村四郎さんの経歴・お人柄
9月最初の連休。大本山護国寺にて観世流シテ方能楽師で人間国宝の野村四郎さんの講演会がありました。
「まずは野村さんの佇まい・人間性に触れてください」との㈱シマーズの島津社長からのご挨拶。そのとおり直接お目にかかるだけで、感じ取れるものがたくさんありました。
すっくとした躯体。漂う高い品性。そして何より謙虚で気さくなお人柄。
「本当に一流の人は謙虚で人間らしい」という言葉のその通りでした。
もともと狂言の家元の四男としてご出生された野村さん。
ご自身の幼少期・青年期のお話、能との馴れ初めと修行時代、仏教と能、日本人の美意識についてお話下さり、最後は何と謳の稽古までつけてくださいました。
青年期はイタリア映画や海外文学に関心があったり、キリスト教にも関心があって洗礼を受けようと思ったことがあるそうで、古典芸能の世界に生まれながら、若いころから外に開かれたマインドの持ち主でおられたようです